N出版のM輪氏が訪独中。ニュルンベルグのメルキュールのロビーで待ち合わせをしていた。合流後,地元のブロイライ兼飲み屋で,地ビールを注文し,ドイツらしい食べ物を食べてもらった。それは何かというと,シュバインハクセというもの。訪独される方は,一度は食べさせられるので,ご覚悟を(^_^;)。豚を皮ごとあぶったもので,皮がぱりっとしててとてもおいしいのです。
その後は,オペラ。ニュルンベルグ歌劇場で,トロバドール。
ニュルンベルグ歌劇場は,15年振りぐらい。コンパクトな劇場で,音が近い。オーケストラが,期待してたより大部良い。Zalasinskiはポーランド出身の歌手。すばらしい声だった。Yimも良いのだけど,ちょっとした違和感は,見かけにあった。ルーナ伯爵とマンリーコは本当は兄弟なんだけど,あまりに見かけがちがってて…。それと,レオノーラの背が高すぎて,むしろ歌手の中では背の低いマンリーコとの場面は,しばしば無理を感じた…工夫もあったけど。それと,マンリーコがバイクのヘルメットをかぶって出てきたり,マンリーコ陣営の少年兵が迷彩服を着たりと,時代考証を超越した演出だったのもどうか。微妙に過去と現在がミックスされているのだけど,その意味はつかめない。このオペラ,中世にあった魔女の処刑がからむので,現代版演出をするのは難しいのだろうな。
ニュルンベルグにゲルマン博物館がある。最大の売りは,世界最古(現存するものの中で)の地球儀。1492年にマルティン・ベハイムが製作したものだそうだ。ベハイムがどういう人かは知らないけど,地球儀はさすがの威厳を放っていた。もちろん,その時にわかっていたことしか記されていない。なんといっても,コロンブスの発見が1492年なわけだからね。アジアは当時,まだかなり未知の世界。日本は,中国の東,大部はなれたところに,じゃがいもを縦にしたような形でえらくでかく載っている。よくよくみたら,北海道とか九州もある。未知の世界だったと思われるわりには,すごい。どうやって描いたんだろう。
他に,デューラーやクラナッハやグリンの絵,甲冑や昔の衣装,薬屋の部屋と使われてた天秤(これおもしろい)などなんでもある。グリンの(Holofernesの頭部をもつJudithとクラナッハのヴィーナスと蜂蜜を盗んだアモルが並べて展示されているのは印象的。大きな楽器の展示エリアもある。楽器博物館に行くといつも思うのは,ケースに入ったままではなぁ…ということ。楽器なんだから,音を出して欲しい。せめて,音が録音されたメディアを用意しておいて欲しい。当時の楽器は装飾も大事なのだろうけど,やっぱり楽器は音を奏でてなんぼだと思う。
1月12日<土>
エアランゲンの駅で,ソニーの電子書籍リーダーの広告を発見。自分では使ったことないけど,日本の企業もプレゼンスを高めて欲しい。ちなみに,「1000冊の本を贈ろう」というコピー。リーダーの価格と1000冊のデータを合計すると,いくらの贈り物になるのだろう…と,要らない心配をしてみる。電子書籍(データ)の価格,もっと安ければ,もっと買うのに。 |
ソニーのリーダーの広告 |
運転免許証 |
<1月14日(火)>
ドイツの運転免許が手に入った。ドイツではシェンゲン協定の関係で,3ヶ月以上の滞在になると日本でつくった国際免許書が効力を失うらしい。でも,日本の免許証をこちらのものに書き換えできる。書き換えると,生涯有効なドイツの免許証になる。その申請をしてあったのだけど,できあがってきた。 市役所に取りに行ったら,あずけておいた日本の免許は返してくれない。これは関係機関に郵送するので…とのこと。「聞いてないよ…」という感じ。帰国したら,日本で免許の取り直し?…あるいは再度書き換え?…調べてみたら,そうでもないらしい。エアランゲンの場合,ミュンヘンの公館に送られるけど,そこから自宅に送ってくれるらしい。でも,電話して確認した方がいいとのこと。いずれしてみよう。 |
ちょっと仕事が忙しい。25日までにやってしまわなければならないものが大変。
大阪のICT活用モデル事業で,いくつかお願い事をしていたけど,全滅のようだ。事業が少しでも子どもにとっていい形で進められたらと思うのだけど,いろいろな事情がからむ。
雪が積もった。親子で雪遊び。おとうちゃん,頑張るなぁ。でも,見てたらおとうちゃんが投げた雪が子どもの顔にあたって,泣き出した。なんだか,覚えのある光景。…庭に雪だるまが復活した。
ゆきあそびの親子 |
ゆきだるま |
とりあえず仕事が片付いた。春からの教科書に関するもので,もうあとがなかった。なんとか間に合ったかな。