エントラズ・ケラーの1日営業 |
5月1日(水)
いわゆるメーデー(Tag der Arbeit)で休日。Entra's Kellerも1日営業。5人ぐらいのブラスバンドが入っていた。晩ご飯はここで食べた。 ビールは8ユーロ。1リッターのジョッキなので,500mlが4ユーロ。そこら辺のレストランよりは若干高め。ジョッキは陶器で,デポジットが5ユーロかかる。 選べる食べ物のメニューは,ヴルスト(ソーセージ),ヘンヒェン(チキンロースト),サラダ,プレッツェルなど。 |
アトラクションをつんだトラックが来ている 荷台一杯にきれいに摘まれている |
近くのビアガーデンにモールがかかっった |
5月2日(木)
ドイツの春は,シュパーゲル(アスパラガス)。とても太い白アスパラ。ようやく値段がこなれてきた。近くに,卵やじゃがいもを買う農家があるのだけど,そこでもアスパラガスを売りはじめた。写真のような立体看板が出ている。このフランケン地方はアスパラガスの産地なのだそうだ。 どこで買っても味はかわらないのかもしれないけど,産地直売でおいしいように思う。 |
立体のアスパラガスの看板 緑の看板には「新鮮なアスパラガス」と書いてある。 |
加藤さんの作品 |
5月5日(日)
フェールト在住の彫刻家,加藤邦彦さんの工房が公開されているということでうかがった。広い庭のあちこちに,石の彫刻が置かれている。豆のさやをモチーフにしたものが多かった。いくつかの作品では,さやが対になって,凹凸が呼応しているような感じを受けた。 形にメッセージを与えていく仕事なのだと思うけど,それがどのような精神過程でてきていくのか,興味を深かった。それに,この石,どうやって削るのだろう。形をつくるだけでなく,その表面をつるつるに磨き上げるのははたいへんな作業だと思われる。 |
加藤さんの工房から,バンベルグ近郊のツァッフェンドルフという村に移動して,修道院の教会でのチャリティーコンサートに行った。バンベルグトリオにウィーンフィルのフルート奏者,ヴァルター・アウアー,ユリア・アウアーを迎えての演奏会。
教会の雰囲気がとてもよくて,響きもいい。フルートの表現力はさすが。イベールの雰囲気もよかったし,モーツァルトのきれのいい演奏も楽しかった。あまりに軽く吹くので夜の女王のアリアはこんなに簡単だったの…?と思ったけど,きっとそうじゃないな。
チェンバロは,ここのシスター。日本人で音楽をやっていた方。どうしてシスターになったのかはわからないけど,ミサではオルガンを弾いておられる。
演奏会は1時間ほどだったけど,その後のミサにも出た。グレゴリオ聖歌(かな?)の楽譜が行間にはさまった聖書を見つつ,参加したけどどこを読んでいるのか,すぐに見失って大変だった。歌の所は,音符が読めない。知らないことがまだまだある。
修道院の教会 |
修道院の周りは一面の緑 とても静かないいところだった |
もうすぐはじまるベルグキルヒバイで,あたりがおかしな雰囲気になってきた。家の前の道はかなり細いのだけど,そこに何台ものトレーラーが横付けされた。煙突はついてるし,生活できるキャビンのように見える。おそらく,キルヒバイの従業員の宿泊施設なのではないかと思われる。
それにふだんは何もなかった空き地やガレージが,ビアガーデンや店に変わっていく。人が通る通りには,屋台が並び始めた。
そして,ふと見上げるといつのまにか,観覧車の中心になる塔が立っていた。いつのまに…?もしかして1日出かけている間に立ったのか…。建物の影で下の方が見えなかったのかも知れないけど。
近所の交通がいつもとはちがった風に規制されるらしい。たくさん道路標識が立って,その上にバッテンがついている。これが16日になったらはずれて,いつもとはちがう車の流れになるわけだ。来る人を,ベルグに誘導する標識も,あちこちにできはじめた。
観覧車の軸ができた |
観覧車のスポークが半分できた |
道路標識 |
うちのガレージの前 階段を上るとビアガーデン 屋台の裏がわはこんな感じ |
キリスト昇天祭(Christi Himmelfahrt)で休日。家の上の,Entra's Kellerでは朝から音楽が鳴っている。丸1日営業するようだ。今日はカントリー調。夜10時すぎまでなっていたか。音が止んだ時の静寂は,なかなか気持ちよかった。
昼までに,観覧車のスポークが完成していた。あまりの早さにびっくり。
観覧車のスポークが円になった |
家沿いの道の土手に半分かかるように 従業員の宿舎ができている トラックの荷台を改造した住居 あちこち転々とする移動遊園地のノウハウだろう |
ベルグに向かう通りには屋台が並びはじめた |
今日もEntra's Kellerは営業している |
観覧車の乗り場付近 |
この前まで空き地だったところがビアガーデンに変わっている |
早朝発のディスカウントチケットでベルリンに向かう…はずが,ベルグキルヒバイのせいか,バスが来ない。少し待って,路線変更の貼り紙に気付いた…時刻表の上に貼っといてよ。で,いろんなバスが停まる次のバス停まで歩いたら,そこから先がなんと,通行止め。バスどころか,車は通れない。他に方法もなく,駅まで歩いた。列車には滑り込みで乗車できた。
到着後,人づてに聞いた「だるま」に行ってみた。カツ丼を食べてみた。実に久しぶりのメニューだった!
ベルリン旅行の目的は,夜のベルリンフィル。
ヤンソンスの指揮のはずだった。けれど,病気でズヴェーデンの指揮。残念だったけど,ベルリンフィルの音はそういうこととは関係なく,すごい。音の立ち上がりが,花火のように感じられる。それと,やはりビオラ,チェロ,ベースのそれぞれが揃って出す音色とダイナミックス。とても難しいパッセージなのに,何気なく弾いてるようにみえて,実に揃った音になる。ホールもいいし,満足した演奏だった。ズヴェーデンが,空中で平行移動するように見えるのは面白かったぞ。
翌日は,水族館に行ってから,ArcadenやKaWeDeなどのひやかし。夜遅く帰宅。
身体が透明で背骨の見える魚 スマラクトベァブリング |
クラゲが綺麗だった |
朝からバンベルグのK氏宅におじゃまする。お昼のBBQ。待っている時間に,アンサンブルをして遊んだ。こんなにして,みんなで楽器を弾いて遊んだのははじめて。とても楽しかった。
その後,盆栽プロジェクトと響きの会の練習に,エアランゲンに戻って参加。いい日曜日だった。