エアランゲンにオーム広場という場所がある。オームというのは,抵抗の単位になった,ゲオルグ・オームから来ている。彼は,エアランゲンで生まれて育った。広場は芝生の公園になっていて,なかなか訪れなかった春を感じる花で溢れている。
広場をはさんで教会がある。教会の前の木は,マロニエの巨木。花が咲いて,葉っぱの緑がくすんだようになっている。
オーム広場の花壇 |
教会とマロニエの木 |
だんだん,家の周りの状況に拍車がかかってきた。駐車場が9日から使えなくなって,そこに大きなコンテナが2つ置いてあった。表示も何もないので,用途がわからなかったのだけど,ついに判明。ドイツ赤十字の旗が掲げられた。救護所のようだ。ビール祭りでは,いろんなことが起こるらしい。アル中もあるのだろうけど,ジョッキをもって乱闘…なんてこともあるそうだ。救護所も必要なわけだ。
家の駐車場にできた救護所 |
隣の家の駐車場にも宿泊所ができた |
明日からいよいよベルグキルヒヴァイ。遊園地になる会場の方に行ってみると,アトラクションが完成に近づいている。観覧車にワゴンがついた。写真でおわかりのように,壁がない。これは怖いよ。
ジェットコースターのレールは,まだ組み立て中。間に合うのか…。できてから,安全検査とかあって,日本だとこのタイミングではアウトのような気がする。
長〜いアームでケージを振り回すアトラクション(名前知りません)もある。フリーフォールもある。よくまあ,こんなせまい場所に作るものだと,感心しきり。
観覧車のワゴン 柵は腰ぐらいまでしかなさそう |
ジェットコースターのレール まだつながってない |
クレーンで吊って人がつないでいく 間に合うのか!? |
腕の先にワゴンがついてて 振り回すようだ |
アトラクションやビアガーデンを支えるものもいろいろある。本来何もない山なのだから,水道,電気,トイレなどはどうするんだろう。歩いてみると,いろいろ施設が見つかった。水道を,消火栓からとっているのには驚いた。配電盤も特設されている。トイレは仮設の小屋があちこちにできている。ただ,これではとても足りないらしく,いろいろ醜状がさらされるという話だ。うちはホントに横なので,庭には人が入れないようにせめてもの抵抗がしてあった。
ベルグキルヒヴァイのポスター シニアの日,ファミリーの日とかあるようだ |
消火栓から水を摂る |
特設されている配電盤 |
うちの庭への入り口 他にもう1箇所ある入り口も鎖にカギで,正面からしか出入りできない |
まだ作っている! |
<5月16日(木)>
いよいよベルグキルヒヴァイの初日。開場時間の前にに様子を見に行ったら,まだアトラクションを作っていた。 今日のメインイベントは,樽に蛇口をたたき込んでビールをフリーでふるまうセレモニー。ビールは,ベルグビールと言う特別醸造もので,普通のビールよりアルコール度が高め。8%ぐらいのようだ。ちょうどその時間には大学に行ってるので,参加はできない。去年のYouTubeで見る限り,側にも寄れない感じ。お祭りというのはこんなものか。 夜,ナイジェリアから来ているエミー,日本から来ているK医師,こちらでいろいろお世話になっているS水さんと,行ってみた。…が,歩くこともできず,楽しそうな奥のビアガーデンには近寄れない。比較的入り口近くのテントに入った。エミーは,開発経済学を学んでいる学生。アメリカ生まれで,機関銃のように言葉がでてくる楽しい奴だ。3時間ほど飲んでしゃべって楽しんだ。おもしろかった。 |
樽開きのセレモニー |
15時現在,まだ人通りはそれほどでもない |
夜にはすごい人出になった まっすぐ歩けない |
ここに向かってくる人たちが途絶えない |
夜のビアガーデンで |
夜の観覧車 |