4月11日(金)〜4月30日(火))


4月11日(金)〜13日(土)

ベルグの様子が怪しくなってきた。何もなかった空き地にテントができたり,壊れた椅子・机の修繕がはじまった。5月のベルグキルヒバイへの備えだろう。このビール祭り,バイエルン州でミュンヘンのものについで大きな祭りだそうだ。期間中(13日間)100万人以上が訪れるということだから,毎日このせまい土地に10万人ほどの人が来るということだ。えらいことになりそう。

すぐ側にあった空き地にテントが
すぐ側にあった空き地にテントが
別の空き地にはビール会社のトラックがたくさん
別の空き地にはビール会社のトラックがたくさん

4月14日(日)

6月にフュールトであるイベントに参加することになった。盆栽プロジェクト。意味不明の名前だけど,日本の歌を披露するイベント。エアランゲン近郊の日本由来の人たちが集まって練習を始めた。ニュルンベルグ在住のフルート奏者,S氏の指導で7〜8曲歌う。練習は,エアランゲンから少し離れたブッヘンバッハという小さな町の教会の施設で。なかなか声は安定しないけど,みんなで合わせるのは楽しい。


4月17日(水)

ちょっとおもしろいことになった。こちらの方の引っ越しを手伝うことになった。引っ越しといっても,やや複雑。家を売るために家財道具を売りたい人がいて,それをバンベルグのKさんが買い取る。Kさんは,別のアパートにその家具を入れて,家具付きアパートとして貸し出す。そのために,家具の移動をする。

ドイツの家具は,実に大きくて重たい。そもそも家の天井がかなり高いので,棚の高さは2mを越えるのではないかな。それをリフトのない家からリフトのないアパートの2階まで。牽引車の関係で,一度に全部は運べなくて,次回に持ち越すことになった。労働語,鯉のフライをごちそうになった。

この日,もうひとついいことが。チェロを借りることができた。半年弾いてないので,感覚がどれくらいでもどるか…。


4月18日(木)〜4月26日(金)

大学の授業が22日から始まった。日本の大学に比べるとだいぶ遅いし,7月の3週目で終わる。学期が短い。久しぶりに会う若い人たちが懐かしかった。やっぱり大学の雰囲気はいい。勉強している人たちには,いろんな希望があるのだなと思う。

仕事の上では,いろいろ停滞していることが悩みの種。3月中にあげるはずだった翻訳の仕事が伸びている。なんとか4月中を目処に,と思ってやってはいるけど,さらに少し伸びそうだ。その他の原稿も書かなきゃいけないけど,なかなか気がのらないのと時間がつくれないのと…。とはいえ,この週はいくらか進めることができた。根気のいる仕事は,まとまった時間が要る。そんなわけで,特筆すべきことは,この間なし。

ただし,この期間中もちょくちょくバンベルグの引っ越しの手伝いには行っていた。寒い日でも,結構汗をかくボランティアだ。面白いのは,引っ越し先は,古い家をリノベーションするのだけど,その工事が途中だということ。なので,ドイツ家屋の壁の中がどうなっているのかとか,つくりつけの棚はどうついているのかとか,システムキッチンはどういう構造になっているのかなどがわかって,とても面白かった。なかなかできない経験だった。


4月27日(土)

盆栽プロジェクトつながりで,日本人会の食事会に参加した。ブッヘンバッハのイタリアレストラン。だいたい30人ぐらいで,企業からの派遣,こちらの企業に勤めている人,こちらでご結婚された方々,留学生など,いろんな人と話ができた。何年もの長期で滞在できる人たちがうやらましく感じられる時間だった。


4月28日(日)

エアランゲン近郊のランゲンゼンドルバッハという村の教会の施設で行われたコンサートに行った。盆栽プロジェクトの指揮者の演奏会。

フルート2本とオルガンというあまり聴けない組合せ。フルートはご夫婦で,とても音色と息のあった良い演奏だった。BerliozやFerroudははじめて聴く曲だったけど,面白かったな。世の中には知らない曲が無数にある。


4月29日(月)

引っ越しの仕上げのはずだった。ソファーを運び込んで,セッティング。かみさんは,食器の収納。ところが,まだキッチンの壁ができていない。システムキッチンの天板もまだ。入居は5月1日なんだけどなぁ。大丈夫なんだろうか。他人事ながら心配。


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